お客様からのご質問:放射線量について

お客様から、上越地域の放射線量について
ご質問をいただきました。


インターネット上にあったものですが、
新潟県内の数値を出しているものですので
添付いたします。

  新潟県は、南北に細長く小さな県の3つ分くらいはあるため
  行政的には「上越」「中越」「下越」「佐渡」と4つに区分されます。
  それぞれがひとつの県くらいの広さとお考えください。

  上越は、秋山農場のある上越市のほか妙高、糸魚川地域。
     (長野・富山に隣接)

  中越は、長岡市と魚沼地域。(長野・群馬・福島に隣接)

  下越は、新潟市と阿賀。(福島・山形に隣接)

1)放射線量モニターデータのまとめページ
https://sites.google.com/site/radmonitor311/niigata

 8月現在の放射線量は、佐渡だけが飛びぬけて低いものの
 心配には及ばないレベルと思われます。

 ただし、図の2枚目にあるとおり、
 県内でも魚沼地域だけは(むらさき色の線)、
 3月下旬の数値が上がっています。

 これは福島原発の爆発による放射線物質の飛散が
 魚沼地域まで及んだためと思われます。
 魚沼地域は峠を越えた向こう側が、福島の会津地方ですから
 新潟県内ではもっとも距離が近い地域です。

 これらから、現在の放射線量の数値よりも
 3月に飛んで来た放射線量がどの程度あり、
 それがその後にどのくらい残っているかの方が
 重要な指標になると思います。

2)新潟県発表 4月15日 県内の水田土壌中の放射性物質の調査結果について
http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/538/002280.html

 爆発から1ヵ月後の水田土壌の調査結果です。

 県内すべての地域からセシウム134は検出されておりません。
 137については福島県に近いほうから高く検出されております。

 国の指針 食品衛生法に基づく上限値
 http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/documents/inenosakutsuke.pdf

 これは土壌中 5000ベクレル/kgとなっており、
 それ以下ならば作付け可能、とするものです。


3)新潟県発表 農産物・畜産物・水産物の放射性物質の検査結果について
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/topics/t110322.html#農産物

 新潟県内の農産物では、3月18日~8月の期間で
 村上(下越)のお茶、つぼみ菜から検出がありましたが、
 新潟県産のそれ以外の農産物からは検出されておりません。
 
 また、食品衛生上も適合のレベルでした。

以上3点のデータから、
新潟県内では、危険なレベルの放射線量はいまだないこと。
農産物も安全である事が読み取れます。

しかしながら、これはあくまで、
・新潟県が情報を隠さず、正確な情報を流していること
・出て来た数値が、安全であるかどうかを判断する「基準値」が妥当であること
が前提です。

数値を測定しているのは
主に財団法人などの政府の外郭団体ですので
今年の3~4月の政府発表を思い起こせば
単純に信用は出来ません。

悪いデータはあとからあとから、出てきました。

でもだからといって、純粋な民間が調査している例は
残念ながらほとんどないようです。

自分たちで、ガイガーカウンターや食品分析機器を使って
放射性物質を測定する方法も考えられますが、
専門外なうえ、知識不足もあり現実にはかなり難しいです。
ガイガーカウンターでは簡易検査にしかならないとの指摘もあります。

個人的な意見をあえて言わせてもらえれば
各自治体が発表している放射線量数値は、
希望的観測が含まれた「望ましい数値」の可能性が大です。

また政府の示す「安全基準」は、これも絶対なものではありません。

福島原発で作業する人の安全基準が
春先に、100から250ミリシーベルトに引き上げられた例もあります。
根拠がよくわかりません。

また、安全基準が専門家によって変わるのも困ったものです。
一体、どの基準が正しいのだろう、と思います。
健康に関するデータが少ないのでしょう。
食品衛生法の上限5000ベクレルという数値は
正しいのか、正しくないのか。

基準値を越えたら危険、基準値を超えなければ安全と、
完全に線引きできるラインではないだろういうことだけはわかります。

秋山農場の今年のコメについて
「根拠のない安全宣言」は出しません。

健康面で、多少は問題があるかもしれないし、
まったくの問題がないかもしれない。
はっきりと線を引いて断定は出来ないのです。

今のところ上越市からも地元のJAからも、
「全量検査する」という話は来ておりませんし、
もちろん、抜き打ちで、なんらかの検査は
することにはなるのでしょうが、
あれこれと聞こえてくる、よそのコメの産地に比べると、
ずっとのんびりしているように思います。

逆に言えば、上越地域はそれだけ安全性に心配がない、不安がない
汚染がそこまで広がっていない
ということなのかもしれません。
これもよくわかりません。

出来ることは、私たちの知っているデータと、
私たちの考え方を公開し、
お客様に丁寧に伝えることです。


コメに放射線が出る場合
多くは、モミ・玄米のヌカ層に蓄積されます。
玄米を白米にするだけで約57~69%除去されると
いわれています。



よろしくご検討のほどお願い申し上げます。


今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。


この度は、お問合せありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

アフコ・秋山直樹 秋山由季
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by yoojie | 2011-08-23 09:22 | お仕事の話 | Comments(0)
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