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日曜日、海に行く

日曜日、晴れていていい気持ち。
海でも行く?
といって、出かけました。

子供は、なぜ海に行くと穴を掘るのか。
毎回必ず穴を掘る。
しかも、延々と。真剣に。創意工夫を持って。
その集中力はいったい何なのか、と問いたい。

弟が突付いているのが
穴を掘っている兄の背中。
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でも、よくよく思い出してみると、
子供のとき、穴、掘ったな、確か私も。
掘ると、下から水が沸いてきて楽しいのだ。
しかも、大きく掘ると崩れるので回りを強化しながら掘る。
波が打ち寄せてこないように
壁を高くしながら掘る。

日曜日、海に行く_b0126182_213625.jpg

4歳は、1時間で飽きて、海に向かって叫び始めた。
青春には早すぎると思うが。
叫びながら跳んでいるので
もしかしたら、波と戦っているのかもしれない。

「もう帰るよ。」
という頃には、ズボンもシャツもビショビショニ濡れて砂だらけ。
駐車場に月が出ていた。
いい日曜日だった。

日曜日、海に行く_b0126182_21395288.jpg






海を見ながら、浜辺をゆっくりと歩いた。
浜辺はゆるやかな曲線なので
それに沿って歩く。

先日、TBSのラジオ番組で
宇宙人を探すプロジェクトについて
特集を組んでいた。
生命体が存在するには、地球で言うところの
地面が必要なのだという。
知的生命体からの信号だと認識するには
いくつかの項目があって、
宇宙からやってくる意思的な信号を
数回キャッチする必要があるそうだ。
どこかにいるかもしれないし、
いないかもしれない知的生命体。

海を見て、歩いていると、
我々は、たまたま、偶然に
ここに生きているのだと
なぜかは分からないけれど、
たまたまここにいるのだということを
自然に受け止めることが出来るような気がする。

生まれて、生きて、死ぬこと。

そのほかの細かいことなど
どうでも良いではないか、と。

子供ばかりが穴を掘るのだと思っていたら
大人も穴を掘っていた。
お父さんとお母さんとお兄ちゃんと弟。
お母さんと兄弟は、長靴という準備万端家族。
お父さんは、ヘルメットを拾ってきて
スコップ代わりにし、
お兄ちゃんは竹の棒で細長い穴を掘る。
すごい家族の共同作業だ。

夕方の海は波も穏やかで
夕日が海に向かって沈んでいく。
by yoojie | 2009-04-05 21:29 | 子どもの話 | Comments(0)
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